頭の中のフィルター

 

 6月のWAKU WAKU WAKL♪(月に1度の無料セッション)で「お尻」をテーマに取り上げました。

ヒップラインという観点からは女性に興味のある内容にも思われがちですが、筋力低下によるお尻の見た目、

腰痛の要因等から、今や男性にとっても気になる課題となっているようです。

コロナ禍に無意識に過ごしてきた方は筋力低下が本来のスピードよりも加速していることが考えられます。

気になる方は歩幅を広めに歩いてみてください。

ポイントは「お腹を引き締めて」「身長が5cmくらい高くなるようなイメージで背筋を伸ばす」

【天然のコルセット】をお忘れなく^^b

 

 前号では、私たちは溢れる情報の中から必要なものだけを取捨選択し、99%以上は捨ててしまっているということをお伝えしました。

今号ではその取捨選択はどのようにして行われているのかをお伝え致します。

 

 膨大な情報は、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を含めたフィルターを通して自動的に取捨選択されています。そのフィルターの穴は人それぞれ独自の形をしており、コミュニケーションにおいては、この穴を通るように工夫して情報を届けることができるかどうかはとても重要です。

 

 例えば、同じ資料を渡しているのに人によって理解の度合いが違うことは往々にしてあります。その理由の一つに、情報の取り入れ方の特性があります。視覚から情報を得ることが得意な人、聴覚から情報を得ることが得意な人、読んで理解することが得意な人、一緒に体験することで理解が進む人、という風にそれぞれに合った方法があるのです。

 視覚から情報を取り入れることが得意な人に文字ばかりの資料を見せても理解が進まなかったり、記憶に残らなかったりします。反対に読んで情報を取り入れることが得意な人に写真やイラスト、図が多い資料は伝わりにくい、ということが起こります。

 

これはフィルターの1つの個性です。フィルターの穴の形には他にも様々なタイプがあり、それらを重ね合わせてその人固有のフィルターを形作っています。

 

では、同じフィルターを私たちは一生持ち続けていくのでしょうか?答えはNOです。実はこのフィルター、既に私たちは時と場合によって使い分けているんです。また、今後身を置く環境や経験することなどを通して、フィルターの形は変わっていくことがありますし、変えていくことができます。

 

 ご存知のように、メンタル不全を引き起こす最も多い要因は人間関係です。私たちが持っているフィルターは同じではないことを理解し、お互いに寄り添うことができれば、メンタル不全を予防し、減らしていくことができますし、組織や家庭を活性することにも繋がります^^

 

 次回は、相手のフィルターに合わせるコツをいくつかご紹介したいと思います。